水道管からの水漏れに即対応!自宅でできる応急処置から修理まで

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この記事では、水道管の水漏れ発生時の初期対応として、現場の安全確保から水漏れ箇所の特定までの重要なステップを詳細に解説します。また、自宅で行える応急処置や専門業者による修理プロセスについても触れています。

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水漏れ発生時の初期対応

水漏れは家庭で起こる一般的なトラブルです。

突然の水漏れには迅速かつ正確な対応が被害を最小限に抑える鍵です。ここでは、水漏れが発生した際の初期対応について、安全確保水漏れ箇所の特定という2つの重要なステップに焦点を当てて解説します。

現場の安全確保

水漏れが発生した場合に最初に行うべきことは、現場の安全を確保することです。

水は非常に素早く広がり足元を滑りやすくするため、滑って転倒する危険性が生じます。特に高齢者や子供がいるご家庭ではこの点に注意する必要があります。

  1. 電源の遮断: 水漏れが電気設備やコンセント付近で発生している場合は、すぐに主電源をオフにしてコンセントを抜いてください。コンセント周りが濡れている場合は、安全のため電気ブレーカーを落としてからコンセントを抜くようにしましょう。すでに漏電を検知してブレーカーが落ちている場合は、むやみにブレーカーを復旧させないでください。
  2. 滑りやすい場所の警告: 水漏れが床や通路の足元に及んでいるときは、家族や同居人に水漏れの発生を知らせ、滑りやすい場所を避けるよう注意してください。
  3. バケツやタオルの準備: 漏れている水を受けるためのバケツや、水を拭くためのタオルや雑巾を準備します。ペットシートなども役立ちます。

水漏れ箇所の特定

水漏れ箇所の特定は、適切な応急処置のために欠かせません。

  1. 水漏れの源を探す: 水漏れがどこから来ているのかを確認します。天井からの水漏れの場合は上の階の確認や、水道管または排水や雨もれの可能性がないかもチェックする必要があります。
  2. 水道メーターの確認: すべての水を使っていない状態で水道メーターを確認し、メーターパイロットが動いているかどうかを見ます。メーターが動いていれば、家の水道設備や給水配管で水漏れが発生している証拠です。早く動いているほど水漏れの量が多いことを示しています。
  3. 元栓の閉鎖: 水道管の問題であることが明らかで水漏れがひどい場合は、水の供給を一旦停止するために、水道メーターの元栓を閉めることが推奨されます。

自宅でできる応急処置方法

水道管の水漏れを発見した際、専門業者が到着するまでの間に自宅でできる応急処置は、被害を最小限に留める上でも重要です。

ここでは、応急処置キットの利用仮の補修方法について解説します。

応急処置キットの利用

水漏れの初期対応として、以下のアイテムを含む応急処置キットがあると安心です。

  1. 防水テープ: 水漏れ箇所を一時的に封じるための防水テープは、水道管の小さなひび割れや接続部の漏れに有効です。テープを水漏れ箇所にしっかりと巻きつけることで、一時的に水の流出を止めることができます。
  2. ゴムシート: 大きな亀裂や穴からの水漏れには、水漏れ用のゴムシートやゴムテープがおすすめです。シリコンゴムなどの材質で柔軟性があり、繋ぎ目の段差がある部分やさまざまな形状の部位に対応できるため、一時補修や応急処置に適しています。

仮の補修方法

手軽にできる仮の補修方法についても知っておくと便利です。

  1. プラスチックラップとゴムバンド: 家にある物を使って応急処置する場合、プラスチックラップを水漏れ箇所に密着させるように巻きつけ、ゴムバンドや強力な粘着テープで締め付けるように覆う方法があります。じわっと滲んでいる程度のごく小規模な水漏れの、非常に一時的な対策です。
  2. エポキシパテ: 小さなひび割れや穴には、水に強いエポキシパテを使用して塞ぐ方法もあります。2種類の材料を混ぜ合わせて使用しますが、用途や材質に合わせて種類があり、水漏れ箇所の材質に合わないものを使うと十分な防水効果が得られなかったり、補修した所が割れてしまうこともあるので、よく確認して選びましょう。広範囲の破損や複数箇所の破損、ひどい漏水、長期的な解決策としては適していません。
  3. シリコンパテ:お風呂場のコーキングなどでおなじみのシリコン防水パテです。小規模の水漏れに手軽に行えて購入も安価です。

これらの応急処置は、水道の元栓を閉めて水の供給を止め、補修部位の水気や汚れをよく拭き取ってから行ないましょう。あくまで一時的な対応策であり、自宅でできる応急処置を行なった後は、専門業者に相談し正確な診断と修理を依頼しましょう。

自分での対応が困難な場合や水漏れが重大な場合は、直ちに専門業者への連絡をおすすめします。

プロによる水漏れ修理プロセス

水漏れは、時に専門的な知識と技術を要する問題です。ここでは修理までの流れについて解説します。

業者に依頼する場合の水漏れ修理の一般的なプロセスは以下の通りです。

  1. 問い合わせと初期相談: 水漏れを発見したら、速やかに修理業者に連絡します。多くの業者は、電話やオンラインでの初期相談を受け付けています。
  2. 現地調査と見積もり: 業者が現地で水漏れの状況を確認し、修理のための最適な方法を提案します。この際、修理に必要な費用の見積もりが提供されます。
  3. 修理作業: 見積もりと修理計画に同意したら、修理作業が開始されます。プロの技術者は、最適な部材・ツール・技術を用いて水漏れを修理します。
  4. 最終チェックと報告: 修理が完了した後、業者は水漏れが完全に止まったことを確認し、施工内容と結果について報告します。修理後の確認は、説明や注意事項などを聞きながら依頼者(施主さん)も一緒に行うと良いでしょう。
  5. アフターサービス: 万が一修理した所に何か問題が発生した場合、迅速に対応してくれる業者を選ぶことが重要です。施工の保証期間についてや、アフターフォローなども確認しましょう。

水漏れ後の水道料金について

水漏れは、知らない間に経済的な損失をもたらすことがあります。特に、水漏れが長期間にわたって未発見のまま放置されていた場合、水道料金の急増に直面したり水道局から漏水の可能性を指摘されることがあります。

ここでは、水道料金の急増と対策問題発生時の相談窓口について説明します。

水道料金の急増と対策

水漏れが原因で水道料金が急増した場合、以下の対策を講じることが重要です。

  1. 漏水チェック: 家の全ての水栓が閉じられている状態で水道メーターを確認します。パイロットが回っていたら漏水が発生している可能性があります。電子メーターの場合は漏水表示が出ていないか確認します。
  2. 漏水箇所の特定と修理: 漏水箇所を特定するために、家全体の水道管や水道設備を点検し、必要に応じて専門業者による修理を依頼します。
  3. 水道局への報告: 漏水による水道料金の急増が確認された場合、水道局に報告し漏水の修理を証明する書類を提出することで、料金の一部が減免されることがあります。

問題発生時の相談窓口

水道料金の急増や水漏れに関して相談したい場合、以下の窓口が役立ちます。

  1. 地域の水道局: 多くの水道局では、水漏れに関する相談や料金に関する問題の解決支援を行っています。また、漏水調査のサービスを提供している地域もあるので管轄の水道局に確認してみましょう。
  2. 住宅保険会社: 自宅の住宅保険や火災保険が水漏れによる損害をカバーしている場合があります。保険会社に連絡し、修理費用や家財の被害などに対する保険適用の可否と、手続きの方法について確認しましょう。

まとめ

水漏れは、放置することで家財への損害や水道料金の増加など予想以上の影響を及ぼす可能性があります。この記事では、水漏れの初期対応から応急処置、さらには専門業者による修理まで総合的な対策を紹介しました。

水漏れに直面した際は、今回紹介したステップを参考に冷静かつ迅速に対処し、専門業者や適切な機関に相談しましょう。

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