トイレの詰まりは放置で治る?自然解消の時間と注意点を専門家が解説

2025年2月9日

トイレの詰まりは突然発生する厄介なトラブルです。「放置すれば自然に治るのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。原因や状況によっては時間とともに解消することもありますが、必ずしも自然に治るわけではなく、適切な対処が必要な場合もあります。

この記事では、トイレの詰まりが自然に解消されるケースやその時間、解消しない場合の原因と対処法について解説します。

トイレの詰まりが自然に解消されるケース

トイレの詰まりが自然に解消されるかどうかは、詰まりの原因となる物質が水に溶けやすいかどうかに大きく依存します。以下に、自然に解消される可能性が高い主なケースを紹介します。

トイレットペーパーによる詰まり

トイレットペーパーは水に溶けやすく設計されていますが、一度に大量に流すと溶けきれずに詰まりの原因となることがあります。このような場合、時間の経過とともに紙が水に溶け、詰まりが解消されることが多いです。目安として、2〜3時間程度放置すると自然に流れることが期待できます。

排泄物による詰まり

排泄物も水に溶ける性質を持っているため、時間が経つと柔らかくなり、詰まりが解消されることがあります。特に、便の量が多かったり硬かったりする場合、一度に流しきれず詰まることがありますが、2〜3時間程度放置することで自然に解消されることが多いです。

「トイレに流せる」製品による詰まり

トイレ掃除用の「流せる」シートやおしり拭きなどは、水に溶けやすいとされていますが、実際にはトイレットペーパーほど溶けにくい場合があります。これらの製品が原因で詰まった場合、数時間から半日程度放置することで自然に解消されることもあります。ただし、完全に溶けきらないことも多いため、詰まりが続く場合は別の対処法を検討する必要があります。

自然に解消されるまでの時間と対処法

トイレの詰まりが自然に解消されるまでの時間は、詰まりの原因によって異なります。ここでは、一般的なケースごとの解消時間と対処法について解説します。

トイレットペーパーや排泄物の場合

トイレットペーパーや排泄物が原因の場合、2〜3時間程度放置することで自然に解消されることが多いです。この間、追加で水を流すのは避けましょう。詰まりが解消されていない状態で水を流すと、便器から水が溢れるリスクがあります。時間を置いた後にバケツで少量の水を静かに流してみて、詰まりが解消されているか確認するのが安全です。

「トイレに流せる」製品の場合

「流せる」シートやおしり拭きが詰まりの原因の場合は、半日程度放置して様子を見ましょう。ただし、これらの製品は完全に水に溶けないことが多く、自然に解消されないケースもあります。解消されない場合は、ラバーカップ(スッポン)を使用するなどして物理的に詰まりを取り除く必要があります。

自然に解消されない場合の対処法

数時間から半日放置しても詰まりが解消されない場合、以下の対処法を試してみましょう。

  1. ラバーカップの使用
    ラバーカップを使うことで、詰まりを物理的に押し流すことができます。カップ部分が便器の排水口をしっかり覆うようにセットし、ゆっくり押してから素早く引く動作を繰り返すことで詰まりが解消することがあります。
  2. お湯を使った方法
    50〜60度程度のお湯を便器に注ぎ、30分から1時間ほど放置することで、詰まった物が柔らかくなり流れやすくなります。熱すぎるお湯を使うと便器が割れる可能性があるため注意が必要です。
  3. ワイヤーブラシの使用
    トイレ専用のワイヤーブラシを使って詰まりを直接かき出す方法もあります。特に固形物や溶けにくい物質が詰まっている場合に有効です。

自然に解消されないトイレの詰まりとその原因

自然に解消されない詰まりには、原因として以下のようなものが考えられます。

固形物が詰まった場合

子供のおもちゃや携帯電話、芳香剤のキャップなど、誤って便器に落とした固形物は自然に解消されることはありません。このような場合は、無理に流そうとせず、早めに専門業者に依頼して取り除いてもらうのが最善です。

吸水性の高い物が詰まった場合

オムツや生理用品などの吸水性の高い物がトイレに流れてしまうと、水を吸って膨張し、排水管を完全に塞いでしまいます。これも自然に解消されることはほとんどなく、放置するとさらに詰まりが悪化する可能性があるため、速やかに対処が必要です。

尿石の蓄積による詰まり

長期間使用しているトイレでは、尿石が排水管内に蓄積し、詰まりの原因となることがあります。尿石は非常に硬く、自然に解消されることはありません。専用の洗浄剤や業者による高圧洗浄での除去が必要です。

トイレの詰まりを予防するための日常の注意点

トイレの詰まりを未然に防ぐためには、日常のちょっとした注意が重要です。以下のポイントを参考に、詰まりを防ぎましょう。

トイレの詰まり予防ポイント 紙の使用量 適量を心がけ、必要なら 数回に分けて流す 適切な水量 「大」のレバーを使用 十分な水流で流す 定期メンテナンス 定期的な掃除と点検 専用洗浄剤の使用

適切なトイレットペーパーの使用量

トイレットペーパーを一度に大量に使用すると詰まりの原因になります。適量を心がけ、必要に応じて数回に分けて流すようにしましょう。

節水と適切な水量の確保

節水型トイレを使用している場合でも、必要な水量が確保されないと詰まりやすくなります。流す際は「大」のレバーを使用するなどして、十分な水流で流すことを意識しましょう。

定期的なトイレのメンテナンス

定期的にトイレを掃除し、排水管の状態をチェックすることも大切です。特に、尿石の蓄積を防ぐために専用の洗浄剤を使用すると効果的です。

トイレの詰まりが自然に解消されるかどうかは、詰まりの原因や状況によって異なります。トイレットペーパーや排泄物が原因の場合は、2〜3時間程度で自然に流れることが多いですが、固形物や吸水性の高い物が詰まっている場合は、専門家による対応が必要です。

 

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ミズのホットライン鈴木

年間訪問件数は約500件。水道緊急業界20年の経験があります。 関連保有資格は給水装置工事主任技術者、排水設備工事責任技術者、管工事施工管理技士など。ご相談は0120-861-688またはLINEから